アダラートは、血圧を下げる作用があり、高血圧や狭心症の治療にも使われるお薬です。アダラートは血圧を下げる効果がありますが注意も必要なのでいろいろと侮れません。

2016年09月の記事一覧

高齢者の高血圧にオリーブオイルとアダラート

50代からは高血圧症のリスクが高くなります。60代で6割、70代で7割の人が高血圧の症状があると言われています。若いときはなにも意識しなくても血圧は正常値だった人でも、高齢者になるにつれて血圧が高くなっていきます。
なぜ高齢者に高血圧が多いのかというと、一番の原因は血管の老化です。若い頃は血管は弾力に富んでいますが、加齢によって硬く細くなっていきます。太くてしなやかな血管に血液を通すのは小さな圧力で済みますが、細くて硬い血管に血液を通すには、心臓から血液を勢い良く送り出す必要があります。
これが加齢に伴う高血圧です。
また、若い頃から濃い味が好きだった人は、その食習慣を改められないので、薄味好きの人よりも高血圧の症状が悪化しやすいです。
血圧を下げる効果が期待できる食品が、オリーブオイルです。
オリーブオイルにはポリフェノールが豊富に含まれていて、一酸化窒素(NO)の濃度を増やしてくれます。NOは血管拡張作用があるので、その結果として血圧が下げられます。
また、オリーブオイルにはコレステロール値を下げるオレイン酸が含まれているので、高脂血症の予防にも役立ちます。1日にスプーン1杯分摂取すればいいですが、そのまま飲むのはちょっとという人は、料理にドレッシング代わりに使うのがおすすめです。
食習慣や運動習慣を変えて3ヶ月ほど続けても改善しない場合には、アダラートなどの降圧剤を使って血圧を下げます。アダラートは高齢者の合併症を伴う高血圧にも有効で、治療に使われています。
アダラートは血管の平滑筋細胞に存在するカルシウム受容体を阻害して、血管を収縮してしまうカルシウムイオンが働くのを防いで血圧を下げる薬です。

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アダラートを用いない妊娠中毒症と体位の大切さ

高血圧になると血圧管理が重要になるため、一般的にはアダラートのような降圧剤を適用します。アダラートを飲むと一日一回程度で血圧を大きく下げることができるのがメリットであり、血圧が高い状態によって引き起こされる動脈硬化などの合併症のリスクを低減できるのです。しかし、血圧が高くてもアダラートによる治療を行わないケースもあります。典型的なのが妊娠中毒症であり、現在では妊娠高血圧症候群として理解されるようになりました。妊娠中毒症はもともとは高血圧、むくみ、蛋白尿などの症状が表れる妊娠20週程度から発症しやすい病気として理解されていましたが、この根本原因が高血圧であることが判明して妊娠高血圧症候群と呼ばれるようになっています。この場合には薬物投与による胎児への影響と妊婦や胎児に対する高血圧の影響のバランスを考えて治療を行っていくことになりますが、妊婦に対してリスクの高いアダラートは使用されません。基本的には降圧治療を行わず、生活の改善によって妊娠中毒症の症状を軽減させることが目指されます。その一つとしてよく示されるのが体位を工夫することです。血圧は体位によって大きな影響を受けるため、最も心臓に負荷が少ないとされる横向きの姿勢で横たわるように指導されます。軽く膝を曲げて左側を下にすると大静脈に対して負荷が少なく、静脈の流れがよくなってむくみが解消されやすいのがメリットです。このような体位で眠るように心がけるだけで妊娠中毒症の症状が緩和されることもよくあります。それに加えて減塩の食事を心がけたり、野菜の摂取を増やしたりすることでうまく高血圧を管理し、出産を無事迎えられるようにするのが基本です。

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アダラート服用と考慮する熊笹エキスと料理の工夫

アダラートを飲んで血圧管理をするようになると、高血圧による合併症のリスクは低減されます。しかし、それだけでは高血圧が完治することはないため、食生活の改善を通して治療を行っていくのが基本です。料理に気を使って血圧を下げられるようにしつつ、合併症として最も典型的な動脈硬化を防いでいくことが大切になります。減塩の料理を心がけて、ナトリウムを減らしてカリウムを増やすのが基本的な考え方です。それ以外にも高血圧に良いとされる素材をうまく利用して料理をしていくと、徐々に血圧が改善されてアダラートを飲まなくても良い生活に戻れる可能性があるでしょう。
熊笹エキスを利用する料理の工夫は高血圧の改善に役立ちます。熊笹エキスにはビタミンやミネラルが豊富に含まれているのが特徴です。ビタミンB群のようにエネルギー代謝を活発にして代謝活動を積極的に起こせるようになるビタミンが豊富であり、血栓を予防する効果があるビタミンKも含まれています。また、ミネラルとしてカリウムやカルシウムが豊富であり、高血圧の根本的な改善に役立つミネラル源としても優れているのです。一方、熊笹に含まれているリグニンは中性脂質やコレステロールなどを吸着して排泄を促進する役割を果たします。動脈硬化を促進してしまう要因となる中性脂質やコレステロールを減らせることで合併症予防となり、血管壁への吸着量の現象を通して血圧自体の改善も期待できるのが特徴です。フラボノイドには抗酸化作用があり、コレステロールの沈着を抑制して合併症恩リスクを下げられます。熊笹エキスを料理に利用したり、飲み物に混ぜたりして摂取すると高血圧の改善を目指す食生活の補助として役に立つのです。

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アダラートは尿路結石に有効なのか

アダラートは血管の平滑筋に存在するカルシウムイオン受容体を阻害して、カルシウムイオンが結合できなくして血管を拡張させるカルシウム拮抗薬です。
尿路結石に対して有効かどうかの実験では、プラセボ(偽薬)とアダラートを使った対照実験が行われています。その結果、プラセボと実薬の間には差がありませんでした。
つまり、アダラートには尿路結石を改善させる効果は期待できないということです。
それまではアダラートなどのカルシウム拮抗薬が尿路結石の治療薬として使われてきましたが、改善効果がないというのが衝撃的です。
それまでなぜアダラートが尿路結石の治療薬として用いられてきたのかというと、次のような作用が期待されていたからです。
血管にはカルシウムが流入するための受容体があり、カルシウムが入ると血管が縮まって血圧が上昇します。
カルシウムが受容体に流入するのを防ぐことができれば、血管が縮まるのを抑えることができるので、血圧の上昇を抑えることができます。
結石は尿路内で形成させる固形物で、結石ができる位置に応じて尿路結石の、腎臓結石、膀胱結石、などと名称が変わります。
結石の主成分はカルシウムなので、尿路結石が小さければ大量に水を飲むなどして自然排出で治ることもあります。自然排出できない大きなサイズのものは、内視鏡治療で取り除きます。
アダラートのニフェジピンはカルシウムを阻害するので、尿路結石にも有効だと考えられてきました。小さいサイズのまま結石を排出させる手助けができるとされていたからです。
しかし、プラセボ対照試験の結果は尿路結石に対してニフェジピンは効果が期待できないという結果が出ています。
アダラートは主に高血圧や狭心症の治療に使われています。

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アダラート服用後に柑橘類を食べたら

アダラートは、柑橘類のグレープフルーツと相性が悪い薬です。
これを相互作用といって、薬と飲み物や食べ物の関係で、薬の効果がなくなったり、逆に効きすぎて体に悪影響を与えてしまうことを意味します。
グレープフルーツには天然フラボノイドが含まれていて、この成分は肝臓や消化管の粘膜に存在する「薬を代謝する酵素」の働きを抑えてしまうと考えられています。
アダラートはカルシウム拮抗薬に分類される薬で、グレープフルーツと一緒に摂取すると薬の効き目を強くしすぎてしまいます。
グレープフルーツは摂取後24時間でも薬の作用に影響を与えると言われているので、注意が必要です。人によっては2~4日持続することもあるので、アダラートを飲んでいる人はグレープフルーツの摂取はさせるようにしましょう。
グレープフルーツの銘柄でも、天然フラボノイドが与える作用は異なります。「少しなら食べてもいいかも」と自己判断しないようにしましょう。
今まではグレープフルーツジュースの渋み成分が「薬を代謝する酵素」の働きを抑えてしまうと言われてきましたが、最近では果肉でも同じように飲み合わせが悪いことがわかっています。なので、グレープフルーツジュースも果肉も危険性があると考えておきましょう。
グレープフルーツ以外の柑橘類では、ブンタン(ザボン)、八朔(はっさく)、晩白柚(ばんぺいゆ)、夏みかん、スイーティ、いよかん、金柑なども影響を与えるとされています。
逆に影響を与えないのは、バレンシアオレンジ、レモン、かぼす、温州みかん、マンダリンオレンジ、などです。
アダラート服用後は、影響を与える柑橘類を食べると薬が効き過ぎて血圧が急降下する危険性があるので、注意が必要です。

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